食べないで採血データを良くしても、エネルギー不足で、筋肉量が減少して、痩せてしまいます。元気で長生きするためには、十分なエネルギーをとることは必要です。

痩せないようにするには、まず炭水化物(特にごはんや、おもち等)をしっかり摂取することを勧めます。

透析患者さんは、合併症が無い限り、特に運動制限がありませんので、体を動かし体力や抵抗力を維持するためにも十分なエネルギーを確保する必要があります。

 

1日に必要なエネルギーは体重1kgあたり35キロカロリーが標準です。

 

脂質もエネルギー源として必要な栄養素ですが、過剰摂取になると動脈硬化性疾患の危険因子となるので、量や摂取する食品内容には注意する必要があります。

透析中にタンパク質の原料となるアミノ酸が失われてしまうので、アミノ酸を補充するために一定量のタンパク質を取る必要があります。

アミノ酸スコアの高い動物性たんぱく質を摂取していただきたいと思います。ただし過剰摂取は尿素窒素、リン、カリウムの値の上昇につながります。

たんぱく質の多い食品にはリンもたくさん入っています。

基本的には1.0~1.3g/kg/日を参考として下さい。

タンパク質は、良質タンパク(人の体に欠くことのできないアミノ酸をバランス良く含んでいるタンパク質)の多い、肉、魚、牛乳、鶏、大豆等の食品を摂取するようにして下さい。

ただし、これらは同時に、リンもたくさん含んでいるので、取りすぎには注意しましょう。

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