リンの制限

血液中のリン値が上がると、関節や血管に石灰化がおこったり、心筋梗塞や脳梗塞などがおこります。また、二次性副甲状腺機能亢進症という病気をおこすこともあります。透析を長く続けていると骨がもろくなってしまい、骨の痛みや骨折を起こし易くなってしまいます。
これを予防するためには透析初期からリンを制限する必要があります。

1日800~1000mg以下が理想的です。
リンはほとんどの食品に含まれており、透析患者さんでは一般にリンの制限は非常に困難な事です。

 

インスタント食品を控える

リンはほとんどの食品に含まれますが、特にたんぱく質の多い食品やインスタント食品に利用される食品添加物の中に多く含まれています。

 

低リン食品を利用する

低リンミルク、だしわりしょうゆ、タンパク調整食品など、一般市販品に比べてリン含量が1/3~1/5以下となるように調整されている食品があります。 

 

たんぱく質の過剰摂取をさける

タンパク質が多く含まれている食品は、卵・肉・魚・乳製品です。これらは同時に、リンもたくさん含んでいるので、取りすぎには注意しましょう。ただし、これらの食品を制限しすぎると低タンパク状態となり、体力や体の抵抗力が落ちてしまいます。
比率は植物性:動物性は割合を目安にしましょう。

 

植物性食品 (日本食品標準成分表2015年版(七訂)のデータより引用)

食品リン(mg/100g)
焼きのり700
きな粉660
大豆、(国産)490
アーモンド460
いんげん豆(乾)400
らっかせい(いり)390
インスタントコーヒー350
干ししいたけ310
小麦粉、強力粉310
玄米290

 

動物性食品 (日本食品標準成分表2015年版(七訂)のデータより引用)

食品リン(mg/100g)
するめ1100
脱脂粉乳1000
しらす干し(半乾燥)860
プロセスチーズ730
エメンタールチーズ720
卵黄(ゆで)570
真いわし(丸干し)570
あゆ(養殖・焼き)430
ビーフジャーキー420
ボンレスハム340
Pocket