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《レストレスレッグス症候群について》

レストレスレッグ症候群ってどんな病気?

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レストレスレッグ症候群(restless legs syndrome:RLS)は“むずむず脚症候群”

“下肢静止不能症候群”とも呼ばれ、主に下肢に不快な症状を感じる病気です。

夜眠ろうとベッドに入った時や、新幹線や飛行機、あるいは映画館等でじっと座っている時に脚の内側から不快感が起こり、脚を動かすと和らぐ・・・といった特徴があります。

「レストレス(restless)」とは「そわそわした」、「絶え間なく動く」という意味があります。

レストレスレッグ症候群は、女性が男性の1.5倍と言われています。

 

脚の不快な症状の原因は?

レストレスレッグ症候群は原因によって大きく2つに分けられます。

<特発性>

原因が明らかではないもの

<二次性>

鉄欠乏性貧血、透析(末期腎不全)、糖尿病、リウマチ、パーキンソン病等ほかの病気や妊娠等が原因で起こるもの

 

レストレスレッグ症候群が何故起こるのかは解明されていませんが、主に以下の3つが考えられています。

  1. 神経細胞の異常

脳の中で神経どうしの連絡役となっている物質「ドーパミン」がうまく働かなくなることによって、症状が現れるという説が有力です。

  1. 鉄分不足

鉄分は、体内でドーパミンを作るのに使われます。

鉄分が不足するとドーパミンの量が減少し、情報伝達がうまくいかなくなると考えられています。

  1. 遺伝

レストレスレッグ症候群は、同じ家族や親族の中でかかりやすいと言われています。

そして、この病気に関係する遺伝子がいくつか見つかっているそうです。

 

どんな症状があるの?

脚に何とも言えない不快感が生じるレストレスレッグス症候群の症状を、患者様は様々な言葉で表現します。

「イライラする」、「だるい」、「むずむずする」、「ちくちくする」、「かきむしりたくなる」等そこで、レストレスレッグスの症状には、4つの特徴的な自覚症状があり、これらにあてはまる場合、レストレスレッグス症候群の可能性があります。

  1. 脚の不快な感覚の為、脚を動かしたくてたまらなくなる

  脚の表面ではなく深部に不快な感じがあります。両脚に不快感が出る事が多いのですが、  片方にしか出ない場合もあります。進行すると、脚以外にも症状が現れる事もあります。

  1. 安静にして、横になったり座ったりしていると症状が現れる、または強くなる

  横になったり、座ったりして数分から1時間以内に症状が出てくる場合が多く、長時間座っていられなくなり、仕事や学業に集中出来なかったり、電車や飛行機に乗る事に苦痛を感じる場合があります。

  1. 脚を動かすと、不快な感覚が無くなる

  脚を叩いたり、摩ったり、歩いたりする等脚を動かすと、その間は症状が軽くなったり、治まったりします。

  身体のどこかを動かしていれば症状が軽くなるのも特徴です。運動を止めると症状が再発する事が多いです。

  1. 夕方から夜にかけて症状が強くなる

  夕方から夜になると症状が現れたり、強くなる傾向があります。1日の中で時間帯により、症状の強さが変化するのが特徴です。進行すると昼間に症状が現れる事があります。

 

生活に及ぼす影響は?

<睡眠への影響>

レストレスレッグス症候群の特徴は、夜に落ち着いている時に症状が強く現れます。

なかなか寝付けなかったり、いったん眠っても脚の不快感で眼が覚めてしまう事が多くなります。そして、夜間眠れない為に疲れが溜まりやすくなり、その結果、昼間にも眠くて集中力がなくなる等生活に影響を及ばしてきます。

 

診断には何が必要?

レストレスレッグス症候群の診断は、患者様への問診により上記に挙げた4つの特徴的な自覚症状や他の症状の有無を確認します。

間違われやすい他の病気と区別する為に、補助的に検査をする事もあります。

レストレスレッグス症候群は、医者が患者様の症状を聞き取って診断する病気です。

その為、症状を出来るだけ正確に伝える事が重要です。ご自身が感じている症状を医者に正確に伝えられる様に、必要事項をメモしておくと良いでしょう。

<間違われやすい他の病気>

不眠症・・夜寝付けない

坐骨神経痛・・脚の不快感や痛み

皮膚疾患・・皮膚の不快な感覚

うつ病気持ちの落ち込み

 

どんな治療をするの?

レストレスレッグス症候群の治療は、お薬を使用しない治療(非薬物療法)、とお薬による治療(薬物療法)があります。

<お薬を使用しない治療:非薬物療法>

症状が軽度の場合には、生活習慣の改善によって、良くなる場合があります。

1、鉄分補給

  鉄分の多い食物を摂取、さらに鉄分が吸収しやすくなる栄養素も取る様にする

2、原因となる基礎疾患の治療

  他の病気や症状が原因となっている事があります。

  他の病気や服用しているお薬を医師に伝えましょう。

3、カフェイン・アルコール・喫煙を控える

  コーヒーやお茶等に含まれるカフェインは、レストレスレッグス症候群の症状を悪化させ、  さらに鉄分の吸収を妨げる為、カフェインを過剰摂取しないようにします。   

  アルコール、喫煙もレストレスレッグス症候群の症状を悪化させますので、出来るだけ控えるようにします。

4、睡眠衛生の改善

  規則的な就寝・起床を心がける

  就寝前の激しい運動を避ける

  就寝前に短時間歩いたり、脚のマッサージは良いとされています

5、その他

  お風呂やシャワー等の温度刺激により、症状が軽減する事があります。

温かいか、冷たいかは個人差があります。

全く動かない事や、逆に激し過ぎる運動は症状が起きる原因になる事があります。

暇になるとつい脚の症状に意識が向いてしまいます。

趣味等で集中出来る物など、症状から注意を逸らす事を見つけましょう。

<お薬を使用する治療:薬物療法>

レストレスレッグス症候群の症状が強い場合等、薬物療法が行われます。

現在、日本でレストレスレッグス症候群の治療として認可されている物は飲み薬と貼り薬です。

 

 

「庄内つうしん」担当Tでした

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