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水分と塩分

投稿日: 2017年08月26日(土)

食事療法

以前の院長ブログ【透析時間】のところで説明しましたが、1回4時間・週3回の透析を行えば、日常生活は支障なくできますが、正常な腎臓にくらべたら毒素の除去が不足しています。それが原因でリンやカリウムが上昇し、体重も増えます。

食べないで採血データをよくしても、エネルギー不足で、筋肉量が減少して、瘦せてしまいます。元気で長生きするためには、十分なエネルギーをとることは必要です。

 体重増加について(水分・塩分の制限)

1日の水分は制限して、体重増加を少なくするように言われます。水分のことをよく言われますが、大事なのは水分ではなく塩分です。食塩のとりすぎが水分の摂りすぎになり、体重の増加につながります。塩分8g(天丼+味噌汁で6.5g)摂取すると水分を1L飲むまで口渇が続き、体重が1Kg増えてしまいます。

つらいのは塩分を制限することではなく、水分を制限することでもないのです。口渇を我慢する、我慢させられるのがつらいのです。大事なのは水分制限ではなく塩分制限で、塩分制限をすると口渇は気にならなくなります。

 

塩分表1.jpg

減塩のコツ

塩分表2.jpg

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