長く自分の足で歩き続けることが第一です
当クリニックはフットケアに力をいれております。
透析を受けられている方の足の状態の良悪は人命にかかわる事もあります。
そのために
①足傷の管理
②足の血流の管理
③末梢神経障害の有無
④足感覚の検査管理
を行います。
SPP(皮膚灌流圧測定)
SPP(Skin Perfusion Pressure)測定は、皮膚表面の毛細血管の流れを確認する検査で、重症下肢虚血の重症度(血流動態)を評価できます。 測定時間15~20分透析しながらでも可能です。
ABI(足関節上腕血比)
ABI(Ankle Brachial Pressure Index)は、血管年齢を調べる検査で動脈硬化の検査に用いられます。
フットケアとは
下肢動脈の動脈硬化によって下肢の血液の流れが悪くなることによる「下肢壊死」または「下肢切断」を防ぐために、当院では下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)対策として早期発見早期治療をするため、医師看護師連携のもと様々な取り組みを行っています。
①靴の管理
②爪の管理
③足の傷や血流の管理
フットケアの利点
①早期の傷の発見
②血流の状態を感じ取り未然治療に役立てる
③リラックス効果
④医療チームとのコミュニケーション
そのために当クリニックでは、各種勉強会や実践会に参加しながら資格者を増やす試みをクリニック全体で行い、多くの患者様の未然治療に貢献するための活動を行っております。
フットチェック
月に一度~このようなチェックをしています。
- 足の視診触診
- 保湿状況の確認
- 爪の状態の確認
当院では糖尿病合併症予防(フットケア)研修を修了した看護師が在籍し、
皆様の足を守るためのお手伝いをさせていただいております。
こんなことをチェック
◎深爪をしていないか
◎皮膚が暗紫色や黒色に変色していないか
◎白癬、タコ、ウオノメ、靴ずれ
◎足の皮膚が腫れていないか、水疱有無
◎外傷、ひっかき傷
◎乾燥していないか?またはひび割れしていないか?
◎動脈の確認と管理